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記録写真のデジタル化
日時: 2004/08/27 16:42
名前: 基礎研班長

現場で撮った写真のデジタル化についてどのような方策があるのでしょう?奈文研ではプロフォトCD化していたようですが外注(委託)に出すとすればどのような方法があるのか教えてください。
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Re: 記録写真のデジタル化 ( No.1 )
日時: 2004/08/30 09:46
名前: カトウ

一般のお店ではフォトCD以外に同時デジタルサービスと言うのがありますが、解像度が荒く(150DPI)お勧めできません。解像度の点ではフォトCDですが、こちらはPhotoYCCと言う、今はほとんど使われていない色空間であり、用途によってはPhotoshop等で色空間を変換しなければならなくなります。プロラボに持ち込んでデジタル化を依頼するか、フィルムスキャナを用いて自分でデジタル化する方がよいでしょう。お勧めはやはりプロラボに依頼することでしょうね。
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Re: 記録写真のデジタル化 ( No.2 )
日時: 2004/08/30 13:13
名前: 中村一郎< >

何のためのデジタル化かをまず考えてください。

デジタルデータは現時点ではアナログ情報と違い利用することが前提の技術です。従って利用目的ごとにデジタル化の方法が違います。入力から出力(利用)まで一対一のデータでなければそこには必ず拡大縮小やカラースペースの変換が伴います。

オリジナルフィルムの環境変化を極力避けるために研究所ではPhotoCD入力をしていますが、確かにPhotoCDの技術は完全に一世代前のものである感は否定できません。しかし、圧縮・伸張技術に関してはPhotoYCCフォーマットのそれを超えるものが現時点でもないのが現状です。

使用目的が決まっているならばそれに応じた解像度で自分でスキャナを使用して取り込んだり仕様を決めて外注するのもいいでしょう。
アナログデータを保存するための手段としてのデジタル化ならば、PhotoCD(現在はImagePacCD)の入力を外注する方がいいでしょう。

現時点でデジタルカメラでの文化財写真撮影をさけるべき理由も同じことです。
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Re: 記録写真のデジタル化 ( No.3 )
日時: 2004/08/31 08:36
名前: 基礎研班長

ご返答ありがとうございます。
30年前のカラーネガフィルムが保存の悪さから赤く変色しています。これ以上の劣化を防ぎたく、デジタル化という手段を考えたのですが、35mmの場合photoCD化するにはどれくらいのベースで考えればいいのでしょうか?
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Re: 記録写真のデジタル化 ( No.4 )
日時: 2004/09/01 14:12
名前: 中村一郎< >

ご質問の35mmカラーフィルムをイメージパックCDで入力ということですが、現在のイメージパックCDはすべてのフィルムサイズにおいて64ベース(4096×6144ピクセル)までの入力が可能です。しかし、35mmフィルムの元々の解像度・情報などから引き出せる情報ならば16ベース(2048×3072ピクセル)のデータで十分だと思われます。一枚のCDに約100枚の写真を入力可能です。
利用の際はデータベースなどの極小データはもちろん最大解像度で展開すれば一般的な175線印刷物(仕上がり実寸で約350dpiの解像度が必要)でキャビネほどの大きさの印刷に使用できます。

ご質問をよく読むと「カラーネガフィルムが赤く変色する」とのことですが、オレンジベースのカラーネガフィルムのことでしょうか?
状況が想像しにくいのですが、カラーネガであるならばプリントは存在しないのでしょうか?変色したカラーネガフィルムは入力の際のプロファイルやターゲットが存在しない可能性が高く、正確な色再現という点にかけては不可能に近い作業である確率が高いです。プリントがあるかどうかをまず確認することが必要かもしれません。
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