Re: 絞りは絞る物? ( No.1 ) |
- 日時: 2003/05/26 11:04
- 名前: 研究会会誌より<
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- 参照: http://maishaken.sakura.ne.jp/
- 数ある考古学の伝統の一つに「もっと絞り込め」があります。これは困ったものです。絞り値にも程度があるのです。「絞り込む」事が最良の結果を生むのであれば、メーカーも始めからそのようにつくります。今のレンズは昔の性能の悪いレンズとは違うのです。深い被写界深度を必要としない限り、答えは「ノー」なのです。通常開放値から2、3絞り絞った所が一番解像度が高いのです。
絞りすぎると「回折現象」と言う思わぬ弊害も現れ、深度は深くなるが解像度が低下します。もう一つの弊害。絞り込めば当然シャッタースピードが遅くなり「ブレ」の発生率が高くなります。
ここで遺跡撮影の「ヘタ」になる「コツ」をいくつか教えましょう。 1.絞りに絞って絞り込む。 2.三脚を使わず、手持ち撮影する。 3.「余計に撮っておけば何とかなるやろ」と思う。 4.撮影時に時に被写体を観察しない。 5.撮影時のデータが記憶にない。 6.むやみに高感度フィルムを使う。 7.できあがった写真を観察しない。 これであなたはどうしようもない「ヘタ」になれます。健闘を祈ります。
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